


くまもとアートポリスの一環として行われた、木造バンガローの設計競技案です。主催者である熊本県球磨村森林組合からは、木造建築の新しい可能性の提案が求められました。私たちは、木造建築の新たな可能性を追求しつつも、新しい建築のつくり方や生産のあり方が提案できないかと考えました。
この建物は、断面が180mm×150mmの棒状の材料と、厚さ9.0mm×幅455mmの板状の材料を、ニットのように編み込むことで、構造体を成立させています。建物の外形は、通風・通気を確保すること、雨水等の水はけがよいこと、痛んだ部分を容易に取り替えることが出来ることなどを考慮し、決定されています。